看護師が葛藤を乗り越える方法

医療を志す人の動機として「人の役に立ちたい」ということを多く耳にします。中でも看護師は患者さんと直接関わる時間が多く、直接「ありがとう」を受け取ることができる魅力に溢れた仕事です。

ただその一方で、特殊な仕事柄、責任・後悔などの葛藤を抱えてしまうこともあります。特に病院という命の現場では死に直面することは避けられません。当然、後悔という葛藤が付き纏います。

死に向き合った時、これまでの看護を振り返り「完璧にやった、後悔はない」と心の底から思える人は少ないでしょう。小さな変化を見逃してはいないか、と責任を感じることすらあるはずです。

そのため看護師は、こうした後悔・責任などの葛藤を次の看護に活かす強いメンタルが必要です。一人で抱え込まず、共に看護した仲間と振り返りを行うことも有効です。良かった点を挙げてもらうことで、自分の看護の長所を見出すことにも役立つでしょう。フィードバックを繰り返すことは、より良い看護につながります。

看護師は、どんな時も患者さんに寄り添う姿勢が大切です。患者さんが回復すれば一緒に喜び、痛みを感じる時は親身になって対処し、不安を感じている時には共感する姿勢が求められます。

そうやって心を通わせることができれば、「ありがとう」の一言がもらえるのはもちろん、患者さんやその家族からの信頼を得ることができます。

看護師として、どんな結果になっても後悔しないためには、常日頃から患者さんとしっかり心を通わせておくことが大事だといえます。いつも全力を尽くして患者さんを支えていれば、最後には患者さんもしくはご家族からの「ありがとう」の言葉が返ってくるものです。